[映画] 暑いとか、寒いとか、眠いとか、言ってる場合じゃない時に観たい映画

人間は基本的に「とても怠け者」です。何かと言い訳を付けては「サボる理由」を考えます。その言い訳の中でも特に多いのが「暑い」、「寒い」、「眠い」ではないでしょうか?。これはもはや「言い訳スリートップ」と言っても良いかもしれません。

   

この「言い訳スリートップ」のどれかを考えてしまった場合に、本当にそれで良いのか?本当はヤルべきなのにそれで良いのか?そんな事言ってる場合か?と思ったときに「自分の心に活を入れ、気持ちを引き締めるてやる気を出す」ために、観たい映画を紹介しましょう。(観てない方の為に内容の詳細は省きます)

 

先ずは「暑い時」です。

暑いというのは一体どの位暑いのでしょうか?その「暑い」は本当に暑いんでしょうか?今ヤルべき事を後回しにするほど暑いのでしょうか?

そんな時観たいのが「硫黄島からの手紙」でしょう。

戦時中(第二次大戦)の硫黄島が舞台となっており、ドキュメンタリータッチで事実を元にした映画です。

恐らく殆どの兵士達は米国との圧倒的な兵力を理解しており、負け(死を)覚悟していたに違いありせん。そして硫黄の匂いが立ち込めるなか地下要塞を構築するのです。

これは知将栗林閣下の考えで、負けと分かっていながらも「一日でも硫黄島を守ることで本土への進行を妨げる為」に考えられた作戦でした。この地下要塞内の温度は 、摂氏50度に達したという事です。

さらに食べ物もロクなものはありません。劇中のエピソードですが上官が兵士に「ミミズを取ってこい」と言って金属の器を渡すのですが、なんとこれは上官が司令官(栗林閣下と西中佐)に用立てる為のものでした。

幹部がミミズですよ。下っ端の兵士は雑草汁です。実際には多くの兵士が栄養失調や赤痢で無くなったそうです・・・。

暑い上に、こんなに理不尽でキツイ事があるでしょうか?

もう「暑い」なんて軽々しく言ってる場合じゃないと気付くことでしょう。

 

次は寒い時です。

寒いというのはどの位寒いのでしょうか?いくら寒いといっても、今ヤルべき事を放ったらかしにする程寒いのでしょうか?

そんな時観たいのが「八甲田山」です。

こちらも日露戦争直前、1920年に起こった「八甲田雪中行軍遭難事件 」を元にしています。(原作は新田次郎氏の小説『八甲田山死の彷徨』)

当時、ロシアと緊迫状態にあった日本軍が寒冷地訓練として真冬の「八甲田山」を横断する、という内容です。

映画の前半では「なんだ山を登るだけかよ」と思うかもしれませんし、実際劇中でも兵士が完全に「山を舐めきった態度」で描かれています。

この舐めた態度に山の神が怒ったのかどうかは分かりませんが・・・、真冬の八甲田山で次々と人が死んでいくのです。「寒すぎて気が狂う」という表現をこの映画で初めて目の当たりにしました。

実際の訓練では、参加者の殆ど(210名)が死亡、世界最大級の山岳遭難事故としても知られています。

寒いといっても、「オシッコ凍る程で無ければ」大した寒さではないと分かる事でしょう。

 

最後に眠い時です。

まだ一日が始まったばかりだというのに、「眠い」というのは一体どういう事でしょうか?

そもそも「ヤルべき事」が何なのかを分かってないのかもしれせし、分かっていても「どうして良いのか分からない」状態なのかもしれません。

そいった時観たいのが「フォレスト・ガンプ」でしょう。

こちらはフォレスト・ガンプという青年(知的障害者)が、自分に降りかかるあらゆる事を前向きに捉え、兎に角前進(走り続ける)するというストーリーです。

ガンプ青年は自分に起こる事を全て受け入れ、その行動力で世界中を走り抜けるのです。走り続けた結果、最終的には大金持ちになります。

実に単純な事ですが「行動しなければ何も起こらない、つまり寝てる場合じゃない」という、当たり前の事が理解できるでしょう。

 

いかがでしょう? まあ教訓じみた事を抜きにしても、今回ご紹介した映画は内容、映像共に素晴らしいです。

実際どんな人でも「気が乗らない」とか「やる気が出ない」という事はあります。

そんな時にちょっと息抜きに映画を観ると「ちょっとして気付き」を得られる場合があります。

いや〜、映画って、良いなぁ。人生映画ですわ。